旅の記録 2008年8月30(土)
発信地:ウトナイ湖(8月31日)
旅行日:33日目
天候:くもりから濃霧
健康状態:良好
本日の走行:広尾〜R236〜えりも岬〜様似〜浦河〜三石〜東静内(静内温泉)
宿泊地到着時刻:17:30
宿泊地:静内温泉の森キャンプ場
走行距離:132km
パート2総走行距離:2331km
明日の予定:静内〜R235〜鵡川〜?〜R36〜札幌
昨晩泊った民宿の朝食が気に入った。普通の人はなぁんだと思うかもしれないが、テント生活だと朝メシはパンかカップ麺ばかり、多分ライダーも同じようなものを食べていると思うが、そんな味気のない朝食ばかりを食べている者にとって家庭的なおかずがテーブルの上に並んでいたら感激だ。
中でも自家製のサケの佃煮?は、美味しく5切れも食べご飯3杯もおかわりしてしまった。
今日は久しぶりに青空を拝むことができた。と言うのはえりも岬までだが。
今までずっとどんよりした天気の中を走って来たので、自転車の手入れをしている時に朝日が雲間から差し込んだ時にはヤッタと言う気持ちになった。
「朝日の差し込む広尾港」
07:30宿を出たが、徐々に青空が広がり朝日に反射する波打ち際は輝いていた。
広尾から湯水のごとく建設費を投入して完成したという黄金道路を少しハイな気分で襟裳岬に向かった。
「黄金道路」
「道々の海の眺め」
だか、そんな、楽しい気分もえりも岬の手前までで、百人浜に着た時、えりも岬方向には霧がかかっていた。徐々に晴れるのかなと思い40分近く岬で昼食休憩を取ったが、霧は晴れなかった。岬の碑で記念写真をお願いした札幌の旅行者は静内〜浦河間は霧がかかっていたと言っていた。逆に我が輩から、帯広へ向かう経路は百人浜以降青空が広がりつつあるよと言ったら喜んでいた。
その後、今日の宿泊地静内までの道は濃淡の差こそあれ、ずっと霧の中であった。
もうこうなったらただ走るだけ。自宅へ帰れる目標が見えてくると、早く帰りたいと言う気持ちが先に立つ。明日札幌に帰るためには静内まで走る必要があるが、到達できるか?取りあえず100km弱の浦河まで走り体調を確かめる。次に三石。まだ余裕があるようだったら静内まで。
何とか静内近くまで走れた。
静内ではYH泊るか?テントが良いか?
結果は、静内温泉の近くにテントを張ることに落ち着いた。
そして、テントは寝るだけとし温泉で食事、日記書きをすることにし、コンビニで酒と朝食のパンを買った。
景色の見れない今日の走行だったが、一つ、浦河の街並みの景観には感心した。環境保護条例か何かで統制しているのだと思うが、建物はすべて落ち着いた色、多くの屋根が三角形、看板類が少ない。
今までに、松前城前、伊達の駅前付近に城下町をイメージする景観があったが。浦河は国道沿いの長きにわたる家並みをすべてを統制しており道行く人に好印象を与える。
看板はその企業・店の宣伝になるだけで街の景観を損ねる。
テントを建て温泉へ。フロントで食事はできますかと聞いたら、できません。カップ麺はありますだった。折角、今朝朝食らしい朝食を食べ機嫌よくしていたのに、夕食にカップラーメンはないよな。それほど食欲もなかったので、酒のツマミと、プリンを買ってテントに向かった。
やはり、今日もわびしい夕食だった。